3月14日放送の「ガッテン!」では新しいタイプの便秘とその対処法を紹介!従来の便秘と言うとお通じが来ないという状態が数日続くのが主な症状でしたが、新しいタイプの便秘「排便困難型」と呼ばれる症状ではお通じは毎日来るけれど便が全く出ない状態という恐ろしい症状です。2017年に国内で初めて出された便秘の診療ガイドラインによって明らかになった新しいタイプの便秘の対処法とは?
排便困難型の便秘
通常の便秘の症状と言えば4日に1回などのお通じが極端に来ない症状が多く見られました、しかし詳しく調べていくうちに毎日お通じが来るのに便を出すことが出来ないという方も多くいるという事がわかりました。このタイプの便秘は「排便困難型」と呼ばれていて、その原因は肛門にある「恥骨直腸筋」が原因だという事が判明しました。
恥骨直腸筋とは?
大腸から運ばれてきた便は直腸に達すると便意をもよおして、便を出すように脳に命令を出します。すると通常の状態では便が漏れないように肛門を締めている「恥骨直腸筋」が緩まり、便を出しやすくします。しかし何らかの原因でこの「恥骨直腸筋」が上手く機能出来なくなった状態が「排便困難型」の便秘と呼ばれています。
排便困難型便秘の対策
それは数を数えてリハビリを行う事、数字の1から5までをひたすら繰り返して数えていくリハビリです。最初の5秒は肛門を締めて次の5秒は肛門を意識的に緩めていきます。肛門を締めたり緩めたりする事を繰り返す事で、正常な「恥骨直腸筋」の働きを取り戻す事が目的です。1日10回から20回のリハビリを1ヶ月続けて、便が出やすくなったかどうかを判断します。
便を出しやすくする最適なポーズ
その姿勢はズバリ「前かがみ」、ひざに軽くひじをつけるような前傾姿勢が便を出すのには最適な姿勢です。前傾姿勢をとる事によって「恥骨直腸筋」が緩みやすくなり、さらに直腸自体がまっすぐになって便が出やすくなります。
感想&まとめ
幸いにも私は毎日便意が来る方ですが、加齢などによって上手く肛門の筋肉をコントロール出来なくなるのが「排便困難型」の便秘の原因としては多いそうです。通常の食物繊維を多めに摂り適度な運動を心掛けるなどの対策をしても、「恥骨直腸筋」が衰えてしまうと便秘になってしまいます。自分の便秘の症状を見ながら、適切な対処法を行うのが一番の便秘対策だと言えると思います♪