7月30日放送の爆問ファンド!マネーの成功グラフ¥ゴールデンスペシャルは「あの有名企業が直面した大ピンチ!本当にあった奇跡の復活劇スペシャル」を特集。
創業以来、順調に売上を伸ばし続けてきたくら寿司、2015年には過去最高売上となる1000億円を達成!しかし時同じくしてくら寿司を襲った最大のピンチとは?
マグロの高騰
2015年は天候不良などもありマグロの価格が急騰、さらに追い打ちをかけるようにある事態がくら寿司を襲いました。
それは中国による爆買い、元々魚を生で食べる習慣が無かった中国をはじめとする東アジアでも徐々に生の魚を食べる習慣が根付いてきました。
市場に出回る魚が中国人バイヤーに買い占められることにより、さらにマグロをはじめとする魚の価格が高騰していったのです。
一皿108円の大ピンチ
今までは魚の高騰を人件費などで補ってきたくら寿司、しかし今回の高騰はそんなレベルで片付けれれないほど大きな問題となっていました。
創業以来一皿108円を守り続けてきたくら寿司、田中社長は家族で安心して食べられる価格を求めてお店に訪れるお客さんの姿を見るたびに絶対に値上げはしないという決意が強くなっていきます。
一皿108円を維持するために安い値段で安定して魚を仕入れる方法を考え続けた田中社長でしたが、気分転換に出かけた釣りで思いがけぬアイデアを思い付きました。
新鮮なのに捨てられる魚
田中社長が出会ったのは漁を終えたばかりの漁船、良く見て見ると釣ったばかりの美味しそうなイサキが捨てられています。
漁師に話を聞くとイサキは1匹、2匹じゃ売り物にならないという言葉が、この言葉を聞いて田中社長が思いついたアイデアが「一船買いシステム」でした。
魚を選んで買うのではなく漁船と事前に契約して、その船が釣った魚を丸ごと安く買うという今までになかった画期的な仕入れ方法です。
一船買いシステムができる理由とは?
丸ごと魚を買うと言ってもそんなに簡単な事ではありません、獲れる魚の中にはサメや骨が多いトビウオなど寿司ネタにもならない魚も含まれています。
そんな魚を有効活用するためにくら寿司は直営の鮮魚店を経営、そこでも売れない魚は池で飼って観賞用にしたり加工工場で魚粉などに加工して活用しています。
さらに漁師さんにとっても安定した収入を得る事ができるので「一船買いシステム」は大歓迎、こうして時期を問わずに安定して安い価格で魚を仕入れる事に成功して、一皿108円の低価格を実現しているのです。
感想&まとめ
くら寿司のお寿司は本当に108円とは思えないクオリティで、食べる私達を驚かせてくれます。
魚は生き物、時期によって獲れる時期もあれば全く獲れない時期もあります、そんな魚をいつでも安く提供してくれるシステムを思いついた田中社長に心から感謝したい気分ですね♪
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