11月21日放送の林修のニッポンドリルでは「出雲大社でよりご利益を授かれる6つのポイント」を紹介。
縁結びの聖地である出雲大社、そんな縁結びのご利益をより授かれる参拝方法を詳しく解説してくれました。
目次
参拝前に砂を取りに行く
出雲大社を参拝するには出雲大社前駅で下車、駅を出たら表参道である「神門(しんもん)通り」に向かいます。出雲大社の入り口である鳥居の手前で左折、旧表参道である「神迎(かみむかえ)の道」をおよそ10分ほど進むと日本海に面した「稲佐(いなさ)の浜」に到着します。この浜は神在月の10月に全国から神々が上陸すると言われている場所、神を迎える神事である「神迎祭(かみむかえさい)」が行われるこの浜の砂を持ってから参拝に向かいます。
拝殿に行く前にけがれを払う
出雲大社の鳥居をくぐるとしばらくは全国でも珍しい下り参道が続きます。この参道の途中にあるのが重要ポイントである「祓社(はらえのやしろ)」、ここで知らぬ間に犯した心身のけがれを払ってから参拝に向かいます。ここで注意事項、一般的な神社のお参りの作法では2礼2拍手1礼ですが、出雲大社では2礼4拍手1礼がよりご利益を授かれる作法になります。出雲大社では大きなお祭りの際には8拍手をするのが決まり、普段のお参りではその半分の4拍手をするのが通例になっているそうです。
十九社にいる神様は縁結びの相手を決める
出雲大社に到着したらお参りしたいのが「十九社(じゅうくしゃ)」、神在月に全国から出雲大社にやってきた神様が宿泊されるホテルの役割をしています。ここでは神様たちが縁結びについて議論する「神はかり」という会議が行われ、十九社をお参りする事によって神様が縁結びの相手を決めてくれるそうです。
立ち入り禁止の山の岩を触る
ご本殿の真裏にあるのが「素鵞社(そがのやしろ)」、縁結びの神である「大国主神(おおくにぬしのかみ)」の父「スサノオノミコト」が祀られている社です。この素鵞社の縁の下にあるのが砂の入った木箱、この砂にはスサノオノミコトの力が宿っていますがこの砂を頂くにはある条件が必要となります。ここで使うのが参拝の前に拾った「稲佐の浜」の砂、拾ってきた砂を箱の中に入れてから代わりにご利益がある砂をいただかなければなりません。また出雲大社の裏側には聖域である「八雲山(やくもやま)」があります、普段は立ち入り禁止とされている八雲山ですが、素鵞社の裏手には直接八雲山にの岩を触ることができるスポットがあります。
御本殿は最後に西から参拝する
出雲大社の御本殿の周りを反時計回りに進んでいくと西側に小さい賽銭箱が見えてきます、最後に現れるこの小さい賽銭箱にお参りするのが縁結びの最重要ポイントです。実は縁結びの神様である御本殿内の大国主神が向いているのは正面ではなく西向き、なので西から参拝しないと正面から参拝した事にはなりません。大国主神が西を向いている明確な理由は不明ですが、一説によると稲佐の浜から上陸する神々を迎えるため、ご本殿を反時計回りにお参りするのも失礼が無いように下座からお参りするようなしきたりになっているそうです。
東京・六本木の東京分祠に行く
六本木通りを麻布方面に進み1本路地に入ると見えてくるのが「出雲大社東京分祠(ぶんし)」。ビルの3階には縁結びの神様である大国主神を祀る社殿があります、本家と同じように設置されている祓社でけがれを祓ってから手水舎で清め、2礼4拍手1礼してお参りをします。良縁を授かりたい人は「縁むすびの糸」を買うのがオススメ、肌身離さず持っているとご利益があるそうです。
感想&まとめ
参拝前に砂浜で砂を拾ってからご利益がある砂を持ち帰るというのは、なかなか面白い参拝方法ですね。砂を拾う行為と持ち帰る行為自体にありがたみを感じます。出雲大社は少し遠すぎるのでお参りに行くなら東京にある分祀に行こうと思います♪